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POLICY ポリシー

 

 ポリシー・教育理念

 

 年々グローバル化する現代社会の中、英語力は広い範囲で求められています。しかし世界的に、特に日本人は英語が苦手だと言われています。一体なぜでしょうか?その主な原因は、日本の英語教育のやり方に問題があるからです。

 

 11年間過ごしたオーストラリアから16歳で帰国した時、はじめ私は日本の英語教育が徹底して英文法に基づいていることに驚きました。日本人が国語の授業で学ぶ日本語文法から日本語を話せるようになるわけではないように、それまでずっとオーストラリアで教育を受けてきた私もまた、英文法から英語を習得しようとしたことがなかったためです。当時私にとって英語とはあくまで、日常会話の中で普通に習得していくものであり、英文法は言語の構造を学ぶためのものに過ぎませんでした。

 

 確かに英文法から英語を勉強するのも、英語への理解を深められる一つの手段かもしれません。しかし想像してみて下さい。読み書きを中心に英文法を学んだとして、それで突然「英語を喋ってみて」と言われたら、果たして何の躊躇もなしに喋ることができるでしょうか。文法だけをいくら熟知していたとしても、ペラペラとその言語を話すことは、ほとんど不可能に近いでしょう。文法の知識を身に付けただけでは、言葉を真に習得したことにはならないのです。この日本特有の英文法漬けの学習方法こそ、日本人が英語を苦手と感じやすくなってしまう最大の原因といえます。

 

 では、一体なぜこれほどまでに英文法漬けの教育を日本では行っているのでしょうか。それはそもそも日本では、英語というもの自体が、学校の成績や受験、就職などのためだけにやっているに過ぎないという現実があるからです。日本の英語教育で一番の問題点は、ここにあります。根本的に真に使える英語力を目的としていないため、試験の際などその時限りの英語力しか身につかず、試験が終わればすぐ覚えたことを忘れてしまうという結果になってしまうのです。せっかく勉強したのに、これでは本当にもったいないですよね。とはいえ、日本ではあらゆる場面で英文法をしっかり理解しておかなければならないのも確かです。そこでメリーメリーでは、学校や試験で必要な英語力を目指すことはもちろん、せっかく学んだ内容がその場しのぎとならないように、単に英文法を学ぶだけでない多彩な手段から真に使える英語力を身に付けることを目標にしています。

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